ふりびしゃにっき

四間飛車を愛するアマチュア将棋ファンが、気が向いたときに書くブログです。

詰将棋と言われれば

「これは実戦詰将棋!」と言われれば見えるけど、実戦ではなかなか見えないことも。


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        局面ははっきり先手(ぼく)よし。どう決めるか。

 

この前指した将棋の終盤戦(評価値は+3000くらい)。▲25歩・▲46馬・▲47銀など…いろいろな手が見えますが、寄せがあると見てここで指したのは▲24銀(読み切ってはいない)。以下△同玉で下図。 

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この局面は後手玉に即詰みがあります。

 

本譜は以下▲46馬△34玉▲35馬△23玉▲25香△24歩▲同馬△12玉…

おやおや・・・あれ?

 

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ここではすでに紛れ(評価値+500くらい)。以下▲47銀(疑問手)△23歩▲13銀△21玉▲23馬△同銀▲同香成(敗着)で…

 

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△27銀以下、逆に詰まされてしまいました…。

ひどい逆転負け。その原因は、読み切れてないのに▲24銀と捨て駒をしてしまったこと。寄せ切れないと知りながら反省しなかったこと。

 

 

 

では、冒頭の詰将棋の解答を…

68手目の図以下、▲46馬△34玉に▲12角!

 

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詰将棋みたいな華麗な捨て駒!秒読みじゃ見えないよ…

以下△同香に▲35馬△23香▲25香と進んだとき、△12玉と引くスペースを消しています。

 

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△24歩と中合いされた時の詰みが最後のヤマ。ぜひ考えてみてください。

 

これが30秒将棋で指せてたら、どこかで全国大会行けてたかな…。

凡人は黙って▲46馬。これに限る…。